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中絶について

中絶って実際にどういうこと?

まず!妊娠中絶は合法なのか?

「都道府県の区域を単位として設立された社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人および配偶者の同意を得て、人口妊娠中絶を行なうことができる。妊娠の継続または分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの。暴行若しくは脅迫によってまたは抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの。」 つまり、中絶は法的にまったく自由というわけではなく、母性の生命健康の保護を目的として条文に当てはまる場合に限り許可されています。でも、この「経済的理由」が拡大解釈されて、ほとんどの中絶が比較的に簡単に行なえるのが実情です。


中絶って何をするの?


1) 妊娠11週頃まで

もっともよく使用される方法は吸引法のようです。これは、刃のついた中空のプラスチックの管を子宮の中に挿入し、胎児の体を引き裂きながらその掃除機のような先で吸い取っていく方法です。また12週以後の赤ん坊を吸引法で摘出する場合、骨が石灰質になっているため、まずペンチ状の器具で、ねじって体を引きちぎりながら排出していきます(掻爬法)。また頭蓋骨は砕かれてから除去されます。


2) 妊娠12週〜21週

胎児が大きくなってきているため、機械的に子宮口を開いただけでは胎児を母体外に出すことができないため、大抵の場合、陣痛をさせてお産をするのと同じ様な形で胎児を分娩します。また、帝王切開に似た方法がとられるケースもあります。月齢が進めば進むほど、手術は大がかりなものとなり、また見た目もあかちゃんそのものの胎児を摘出することになるので、感情面、健康面などの点から、お医者さんは「とにかく早く決めなさい」と進めるところが多いようです。中絶後は、病院が発行する死産証書とともに、役所に「死産届」を提出します。死産届を提出すると埋葬許可証が発行されます。これがないと胎児の埋葬ができません。この場合、戸籍などに「流産・死産した」「中絶した」という記載が載ることはありません。


3) 妊娠21週6日目〜

早産になっても生き延びられる可能性があるという理由で、中絶は禁止されています。


妊娠週数の数え方

妊娠週数というのは、多くの場合、最後の月経の始まった日を0日として0?6日までを妊娠0週、7〜13日を妊娠1週、というふうに満で数えていきます。10日目なら妊娠1週3日、14日目なら妊娠満2週0日といった具合です。これに対し、妊娠月のほうは数えでいきます。4週間(28日)=1ヶ月とし、妊娠0週0日?3週6日までを妊娠1ヶ月、妊娠4週0日〜7週6日までを妊娠2ヶ月というふうに数えます。


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