私はPASSの症状に悩まされているのでしょうか?
グランマテディーへ
ホームページのPASSについての記事を読んでから、私は自分のことをずっと考えています。
私は普通の幸せな日本人の女の子として育ち、家族の誰とも何の問題もなく過ごしました。
高校卒業後、大学進学のため家族を離れて都会へ引っ越しました。とても寂しかったので、必死で友達を作ろうと頑張りました。そして、しばらくしてから私よりも少し年上の彼とつきあうようになりました。
最初はとっても優しい人だったのですが、長く一緒にいるうちに、彼は私を自分だけのものにしようとコントロールしようとするようになりました。
ほとんどの時間を彼と過ごしたのですが、彼のそばにいるだけで、私は自分の内側が死んでいくような気がしました。何ヶ月か後、私は妊娠しました。
彼に打ち明けることが怖かったし、もちろん両親にも話す事ができませんでした。
私は以前から子どもが大好きだったし、いつかは自分の子どもが欲しいと思っていましたが、このときには中絶するしか道はないと思いました。
なんとかして彼から離れるべきだと感じました。そしてそれからはそのように頑張りました。必死で勉強して卒業して良い仕事につくことだけに集中しました。
今、卒業して仕事を初めてから1年半になります。
仕事は楽しいですが、男性に対して恐れてしまい、時には男性に対して理解のできない怒りがこみあげてくるのです。そんなことはないと頭ではわかていても、どうしても男性を信頼することができません。
自分の家庭を持つ日がいつかは来ることを想像するだけで泣きだしそうになります。
この先、男性を愛したり子どもを持ったりするかもしれないなんて想像もできません。
実は、最近妊娠している友達のまわりにいることさえ辛いです。友達でいるのが嫌になるくらい、気持ちが乱されるんです。
私はPASSの症状に悩まされているのでしょうか?もしそうだとしたら、私はどうしたらいいでしょうか?こんな状態でいるのは嫌ですが、自分ではどうしようもありません。
助けてください。
青森県、「どうしたらいいですか?」より
話し始めることは正しい方向への大きな一歩
「どうしたらいいですか?」さんへ
お便りをありがとう。確かに、あなたはPASSの症状に悩まされているようですね。
あなたが今、自分自身の行動や気持ちについて考えたり、変わらなくてはいけないところに気がついていることはとても良いことだと思います。
自分が何を感じているのかについて話し始めるということは、正しい方向への大きな一歩ですから。助けと癒しにつながる提案をいくつかさせてください。
1)何が起こったか誰かに話してみてください。
信頼できる人がいない場合は、自分の経験したことを書き出してみてください。
それぞれの状況で自分が何を感じたか、できるだけ詳しく書いてください。私にくださったお便りは、そのスタートだと思いますが、たぶんかなり短くしてありますね。
ですから、出来る限りたくさん書き出してみてください。
2)責任と責める思い
そのときの自分の決断に影響を与えた(責任のある)理由や人を思い出してください。
3)怒り
あなたがこの経験に関してどこに怒りを感じているか考えてみてください。
その怒りは誰に、または何に向けられているものですか?おそらくあなたは、その彼に対して怒りを感じているのではないでしょうか?
そして、それ以上に自分自身に対して怒りを感じていませんか?
4)ゆるし
ゆるしという感情に集中してみてください。
そして、怒りを手放すことをしてみてください。
ゆるしとは感情の問題ではありません。ゆるしは決断するものです。
どのような決断かというと、その相手を解放してあげる決断です。ゆるさない思いを心に貯めたままでは、実は誰よりも自分自身を傷つけることになってしまいます。
ゆるさないということは、自分が毒薬を飲んでおいて相手が死ぬのを待つようなものなのです。
あなたがゆるすとき、自分の心に自由と平安が来るのを感じるでしょう。
このステップを行うとき、ゆるすべき全ての人を思い出すようにしてください。そして、その一人一人に対してゆるすことを決断してください。「○○○さん、あなたをゆるします」というふうに名前を挙げて口に出して言う必要があるかもしれません。
そして、中でも最もゆるすことが難しく感じられるのは、あなた自身のことかもしれません。自分の名前を同じように入れて、「○○○さん、あなたをゆるします」と言うようにすると良いかもしれません。
これは簡単なことではありませんが、とても重要です。
私たちは多くの場合、自分自身をゆるすことをせずに自分で自分に罰を与え続けてしまいます。これをすることは、自由への大きな鍵となります。
5)喪失感
中絶で亡くなった赤ちゃんに対して喪失感を感じるでしょう。また、自分自身の内の何かが失われてしまったと感じているかもしれません。
純粋さや人生の計画などが失われてしまったと思っているかもしれません。
失ったことを悲しむことは悪いことではありません。
失うことは悲しいことですが、ぜひ知ってほしいのは、失うことを通して新しい始まりが来ることも多いということです。
何を失ったと感じているのかを考えてみて、十分に悲しんで、その上で前進してください。
6)失ったものとの会話
失ったものとの対話を試みてください。それが赤ちゃんであっても、自分らしさであってもです。
自分宛に手紙を書いてみることも良いかもしれません。
亡くなった赤ちゃん宛に手紙を書いてみても良いです。
自分の気持ちを詩や歌にする人も多いですね。気持ちを表現してみることで慰められるはずです。
神さまに祈ることをする人もいます。失ったことについてどう感じているか、神さまに話すのです。
私たちをつくった神さまは、私たちの弱さも悩みも全部知っていますから、神さまには何でも話すことができるのです。
7)記念となるアクティビティー
その経験をした日や時期に、何か記念となることをするようにしても良いかもしれません。
例えば、妊娠がわかった日や赤ちゃんの予定日だったはずの日や中絶の手術の日などを記念日とするかもしれません。
ある女性は中絶することを選んだ赤ちゃんのために木を植えたそうです。その赤ちゃんのことを忘れたくなかったそうです。
仕事を休んで散歩に行ったりして、その日のことを思い起こして考えてみることも良いかもしれません。
いろいろ試してみてください。あなたにとって癒しをもたらすものとなるかもしれません。
8)前進しましょう。
あなた自身の癒しへの旅を振り返ってみてください。その上で前進することは悪いことではないのです。
過去の痛みにとどまり続けないでください。
過去の経験によって将来を決める必要はありません。自分の思いと気持ちの整理をしていってください。
以上の提案があなたの助けとなることを願っています。もし悩むことがあれば、またジャパンアライヴに連絡してください。スタッフの誰かが必ず喜んでサポートします。
どうしたらいいか、もう一人で悩まないでください。今日から癒しへの旅を始めてください。
愛をこめて。
グランマテディーより
(この提案はafterabortion.com, PASSリカバリーワークブックを参考にしたものです。他の参考文献:『癒しのカウンセリング〜中絶からの心の回復』)



