彼女の心に通じません
グランマテディーへ
僕の彼女は1年くらい前に妊娠しました。
いろいろなことを考えて二人でよく話し合った結果、中絶することにしました。
彼女ももちろん納得して病院で中絶手術を受けたのですが、それ以来彼女は落ち込んでしまい、僕のことをまだ好きだと言いつつも、僕が彼女に触れることをとても嫌がるようになってしまいました。
何が起こっているのかわかりません。何か良いアドバイスはありますか?
彼女の心に通じません より
「ゆるし」は、とても重要な鍵
「彼女の心に通じません」さんへ
とても悲しいことですが、人工中絶手術を経験した後にどのような後遺症が残るかということを若い女性たちにきちんと説明してくれる者がほとんどいないというのが今の現状です。
実際、人工中絶手術を受けてから、その経験に全く悩まされることもなく今まで通りに生活を続けることができているような女性もたくさんいます。
しかし、精神医学の分野では最近になって、人工中絶手術を経験した人たちの多くが重い後遺症によって苦しんでいるということが注目されています。
これをPASS(Post Abortion Stress Syndrome 直訳:人工中絶手術後ストレス障害)といいます。
この障害の症状として、怒り、苦々しい思い、落ち込み、不安、不感症、毎日の生活を続けることが困難になる、不信感、絶望感、激しい自責の念、悔恨、恥、悲しみ、悲嘆、自尊心の低下などが挙げられます。
これらの症状が全てではありませんが、これらを考えるだけでも人工中絶手術を受けた女性が経験するかもしれない問題がどのようなものか多少はわかりますね。
また、付け加える必要があるのは、その女性の相手である男性も同じような感情を経験することがあるということです。
ちなみに、アメリカでの研究によると、このような症状が表面化するのは手術を受けてから5年程経った後であったり、長い場合は20年以上経ってから初めて問題となることがあるということも報告されています。
それでは、これに対してどう対処すれば良いのでしょうか?
まず、あなたのガールフレンドは彼女自身の感情を整理するための助けを必要としています。
彼女がどのように悩んでいるのか、彼女が心の内を話せるように促してあげてください。
彼女自身も何を感じているのかわからないのかもしれません。
同じように悩んでいる人たちがたくさんいるということを伝えてあげることも、彼女にとって励ましになるかもしれません。
彼女が立ち直るために、いくつかの方法があると思いますが、まず「ゆるし」ということはこの問題においてとても重要な鍵となると思います。
中絶という決断に関わった全ての人をゆるすことが必要です。
これには、あなたも含まれると思います。そして、神さまに彼女をゆるしてくださいとお願いしてみてください。神さまは必ずゆるしてくれますから。
中絶によって亡くなった赤ちゃんはみんな、天国へ行くということを私たちは信じています。だから、彼女自身が赤ちゃんを手放して解放してあげることが必要です。
赤ちゃんは決して彼女のことを怨んだり、仕返しをしようなどとはしません。そして、彼女が自分自身をゆるすことがとても大切です。
これは簡単なことではありませんが、これをすることで、彼女の心はだいぶ楽になるはずです。
そして、もっと助けが必要な場合は、ジャパンアライブのオフィスに連絡してください。スタッフの誰かが必ず喜んでサポートします。
彼女の心があなたに対してもう一度開くといいですね。とにかく勇気を出して、彼女が気持ちを話すことができるように促してあげてください。失うものはないはずですから。
グランマ・テディーより



