イギリスで看護師兼ヘルスアドバイザーをしていたくみこが、「恋愛トーク」「体や性のこと」「つきあい方」などについて語っちゃうコーナーです。
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イギリスで看護師兼ヘルスアドバイザーとして働く。若者の性や、恋愛関係事情に関しての調査、男女関係での健康に関わる治療と教育、またHIVカウンセリングなどを務めた経験を持つ。現在は日本在住。
愛されていることを知っていることの力(Update:2008.5.9)
私は初めての出産をもうあと数週間もあるかないかに控えているんですが、「産まれてくる赤ちゃんに何を一番知ってほしいかな」って考えてたんです。
やっぱりまず、愛されていることを深く知る子になってほしい。かけがえのない存在であるということを知ってほしい。親から愛されている、というだけでなく、自分の価値を疑わないように育ってほしい、と思います。
本当にどんな人も「愛されるために生まれてくるんだ」と最近思わされるんです。いろいろな特技や能力や魅力なんかも、愛されてることを知っていないと発揮されないままなんだと思うんです。
愛されることが私たちにとってそんなに重要なことなら、もともとその基盤となる確信と体験をもって生まれてくることができれば、と思います。
ある助産師さんが書かれた記事を読んだんですが、いろんな学校などで講演をしたりする中でたくさんの子どもたちに出会うそうなんですが、今のこどもたちの中には「生まれてこなければよかった」「私なんか死んでも誰も悲しんでくれない、私はただのもの」と感じながら悩みつつ毎日を送っている子どもたちが少なくないそうです。
そんな話をたくさん聞く最近だから特に、どんな人にとっても「愛されている」という自覚が生まれる前から始まる体験であるようにと願います。
全ての赤ちゃんに対して、お腹の中にいる赤ちゃんに対して、超音波写真に姿が写る前からも「あなたはかけがえのない価値をもっている存在だよ」と伝えたいなぁと思います。
でも、現実には「少しタイミング悪く生まれてきた」、「少し面倒なことによって生まれきた」っていうようなことを親によって聞かされたりして育った人、「だから自分は本当は存在するべきでないものなんだ」って考えて生きる人って少なくないと思うんですが、絶対にどんな状況で始まったいのちだとしても、存在するべきでないのに存在しているってことはあり得ないと思うんです。
自分で妊娠を初めてしてみて、(望んでいても妊娠や出産をできない女性もたくさんいると思うので、誤解のないようにお伝えしたいんですけど)本当に経験をしてみて、「確かに、女性のからだっていうのはこの妊娠、出産っていう大仕事をするためにちゃんと造られているんだなぁ」ということに繰り返しびっくり感動するんですね。
私自身「一生結婚しないでもいいや」「子どもなんていらないや」って思っていた時期もあったんですが、そんな私でも、「私はこの出産のために生まれてきたのかもしれない」と思えるくらいの感動なんです。
「自分の体の中で一人の人のいのちが誕生して育っていく、自分のからだでそれを守っていく、という経験以上にすごい仕事、というか役割や目的って一体ある?」って思えるくらい。
私自身の存在がこのいのちを産み出すことであったとしても、それでも十分と思えるくらい、なんです。
お腹の中にいるときから、産まれてくる前から、いのちっていうのは確かに始まっていて、それは本当にかけがえの無い存在だっていうことを思わされます。
その親となっている二人の人生や状況がどのようなものであれ、そこに誕生したいのちそのものは本当に貴重なものなんだなぁということ。
そのいのちは、親の所有物ではないんです。親の意志によって存在が決まるものじゃないんです。
周りの状況によって価値が決められるものでもないんだと実感しています。
【過去のメッセージ】
- >> 自分のからだは自分で守らなきゃ!(vol.1)
- >> 体だけ、過ぎたこと、では割り切れない(vol.2)
- >> 性感染症:本当の事を話せない(vol.3)
- >> 妊娠テスト結果(vol.4)
- >> セックスの後に残るもの(vol.5)
- >> セックスの後に残るもの No.2(vol.6)
- >> 一番確実な避妊法(vol.7)
- >> セルフイメージをチェックしてみる(vol.8)
- >> わたしには価値があるの?(vol.9)
- >> あなたを愛する愛は必ずあります(vol.10)
- >> HIVについてどう感じていますか?(vol.11)
- >> 自分にぴったりの人、十分な人を見つけられない理由(vol.12)
- >> どうして理想的じゃない相手を選んでしまうのかパート2(vol.13)



