HIVについてどう感じていますか?(Update:2007.12.6)
みなさんは、HIVと聞くとどんな気持ちになりますか?
何をイメージしますか?
知っていました?日本におけるHIV感染者、エイズ患者の新規報告数は、依然として増加し続けているんです。
昨日、インターネットで目に留まったニュース。
昨年献血をした人のうち、HIV陽性者と判明した人の数が過去最多になったと日本赤十字社が厚生労働省に報告したそうです。献血をする人の数が減っている一方、献血者10万人あたりのHIV陽性者の数が2.06人(2人台になったのは初めて)を記録したというのです。
HIV検査目的の献血者が増えている可能性もあるとのことですが、それでもショッキングな事実です。(ちなみに献血は血液検査が目的ではないですから、結果は献血者には通知しないというのが原則だそうです。)
また、去年の7月2日から9月30日の期間に新たに報告されたHIV感染者は274人で、その前の3ヶ月間から連続して最多だったとのこと。
検査の普及が感染者の報告の数の増加につながっていることもあるのでしょうが、感染の増加があることは確かです。専門家たちは、感染予防の意識が人々に行き届いていないことが原因だと考えます。
誰もが「まさか私が感染するなんてことはないでしょ」と思うものです。
「最悪感染しても、どうにかなるかも」と考えてる人もいると思います。
実際に、以前クリニックで働いていたときに陽性結果を本人に知らせても、全く驚かない人たちもいました。「リスクがあることは承知の上で、ライフスタイルを選んでいたから」と。でも、皮肉なもので、"感染しても仕方のない生活をしているから"と一般的に考えられるような人たちだけに悪いニュースが来るわけではなかったんです。普通に男女で恋愛をして、普通に付き合って、普通に別れが来て、普通にまた新しい人と出会って、そして普通に関係を持って。。。
というような人たちにも、あり得ないことではなかったんですね。
何度も繰り返して言わせてもらっていますが、セックスは一緒に食事するだけ以上のことです。数ヶ月仲良くする以上のことです。心の内を打ち明けて分かってもらえて嬉しい以上のことです。セックスは、必ず自分が持っている世界の境界線を確実に越えて相手の世界に入っていくことを意味するものです。必ず何らかの形で自分や相手や、もしかしたら誕生する可能性のある、「いのち」と関わることです。
このことを軽々しく扱うということは、「いのち」を軽々しく扱うことになるのです。一度だけ、では済まないんです。
このHIVの問題も、「みなさんコンドームを使いましょう!」というだけのアプローチでは、解決しないんじゃないかなと思うんです。(コンドームを使っても仕方がないですよ、と言っているつもりはないですが!)
みなさんは、どう思いますか?



